美味しく腸活ができる発酵食品!酒粕や米麹などの甘酒の基本情報をご紹介します

健康のために腸内環境を整えたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
そのような場合には甘酒を飲んでみるのもお勧めです。
一般的に腸内環境を改善させる方法の1つとして、発酵食品を積極的に摂るのが良いといわれています。
甘酒は米と米麹、もしくは酒粕を原料としているものがあります。
美味しいだけでなく善玉菌のえさになるといわれる食物繊維やオリゴ糖などが含まれているので、お腹の調子が気になる人にもおすすめです。
甘酒にはアルコールが含まれている?
あまりお酒が飲めないけれど甘酒を飲んでみたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。
甘酒は日本で古くから飲まれていた甘みのある飲み物です。
名称には「酒」という言葉が入っていますが、多くのものはアルコール分は1パーセント未満です。
そのため一般的にはソフトドリンクに分類されています。
そのような甘酒は大きく分けて米や米麹が原料となっているものと、酒粕が原料となっているものの2種類があります。
米や米麹を使ってデンプンを糖化させてつくられるタイプは癖がないですが、酒粕を溶いて甘みを加えて作られるタイプはお酒の風味があるのが特徴です。
日本酒を製造する際に、酒を搾りとった後に残る酒粕には8パーセントほどのアルコールが含まれています。
これを使って作った甘酒にはわずかですが含まれることになるため、お酒が飲めない体質の人や子ども・妊婦などの場合には一度に大量に飲まないように注意した方が良いかも知れません。
甘酒を飲むことの健康効果や美容効果
美容や健康を意識してヘルシーな食生活を送りたい、と考えている人もいるのではないでしょうか。
そのような場合には、健康や美容に良い効果が期待できるといわれている甘酒を取り入れると良いかもしれません。
発酵食品である甘酒は整腸作用があるといわれていますので、腸活をしたい場合におすすめです。
食物繊維が豊富に含まれているほかオリゴ糖も摂れるので、腸内の善玉菌を増やす効果が期待できるでしょう。
便秘がちでお通じの悩みがある場合には、腸内環境を改善させることで排便がスムーズになったり便秘の予防したりすることに役立つ可能性があります。
また甘酒作りは麹菌が役立てられていますが、麹は消化吸収を良くする働きもあるといわれています。
他にも甘酒にはビタミンB1やB2、B6なども多く含まれているのが魅力です。
これらは皮膚の代謝を助けたり、老廃物を取り除いたりしてくれるといわれていますので健康的な肌作りに役立つ栄養素です。
甘酒に含まれている代表的な栄養素
飲む点滴ともいわれる甘酒には、どのような栄養素が含まれているのかという疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
優しい甘みで美味しく飲める甘酒は、様々な栄養があるので朝食や間食などにもピッタリです。
飲むことによってビタミンB群を手軽に摂ることができます。
糖質を燃やしてエネルギーに変える際に欠かせないビタミンB1や、脂質の代謝を助けてあり皮膚や粘膜、髪の毛などの細胞を再生させるビタミンB2、それに皮膚の抵抗力を高めたり赤血球の合成を助けるビタミンB6なども含まれています。
他にも甘酒は食物繊維が多いのも魅力でしょう。
食物繊維は整腸効果があるので、お通じを食品で改善したいと考える人に役立つ可能性があります。
また食物繊維は血糖値やコレステロール濃度の調節にも効果がある成分です。
それから甘酒はブドウ糖を多く含んでいます。
脳や体のエネルギー源となるブドウ糖は、疲労回復や脳の活性化に役立っています。
甘酒は大きく分けて2タイプがある
甘酒にも色々な種類の製品があるのでどれを選んだら良いか迷ってしまう、という人は多いのではないでしょうか。
甘酒は大きく2種類に分類することができます。
その1つは米麹を原料に使っているものです。
こちらのタイプはお米で作った粥に米麹を混ぜ、50度から60度程度で保温しながら12時間程度かけて作られます。
米のデンプンが分解されて糖になり甘みが生まれるのが特徴です。
クセがなく優しい甘みの製品が多く、飲みやすいといわれることも多くあります。
もう1つのタイプは酒粕を原料に使っている甘酒です。
こちらはお湯などに酒粕を溶いて、砂糖などで甘みを付けて作られています。
麹を発酵させる手間がかかる麹甘酒と比較すると、より簡単に作ることが出来るというメリットがあります。
酒粕を使っているので、独特なお酒の風味が感じられるものが少なくありません。
この香りは好きだという人もいれば苦手だという人もいるので、好みが分かれるポイントです。